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レシェルコラム 合う味 合わない味: 2019年9月

ダイエットする前に、瘦せた後の目標設定を決めましょう!


年が開けたとき、今年1年の目標を立てた方も多いはず。

「今年こそダイエットを成功させたい!!」

こんな目標を立てたものの、結局何もしないまま時が過ぎ去ってしまっている……。

ああ、、なんてダメな私……。



こんなことをお考え中のあなたに質問です。

あなたは、なぜ瘦せたいですか?

この質問にすぐ答えらえたでしょうか。



何のためにダイエットをしたいの?

毎年瘦せたいとは思っているものの、なかなか続かないダイエット。

ある程度は頑張っても長続きしない……。

こんなあなたは、あるものが足りないかもしれない。


根性? やる気?

いやいや、そうではありません。


それは、『やせるための明確な目標』!!


「ダイエット」というのは、目標ではなく手段であるということに気づかなくてはならないのだ。

「今年の目標はダイエット!!」と意気込んでもなかなかやせられない原因は、あなたの目標設定が間違っている可能性がある。



そもそも人というのは、自分のメリットがあることでしか動かない性質をもっている。

ダイエットセッションのカウンセリングの際、クライアントさんに必ず伺う質問がある。

『瘦せるための明確な目標』

残念ながら、あまりこの目標が明確な人というのは、まずいらっしゃらない。



では、具体的に「やせるための明確な目標」を建てるためには、何を考えると良いのだろうか。



瘦せてから、どうなりたい?

先ほど話した通り、「ダイエット」とは手段。目的でない。

ということは、瘦せたら○○がしたい!これが目的。


「瘦せたら○○がしたい!」

「瘦せたら、カッコいい服を着てみたい!」

「瘦せたら合コン行ってみたい!」(笑)


さあ、あなたは瘦せたら何がしたいですか?


最近、私なりに気づいたことがある。

ダイエットセッションのカウンセリングの際、この質問をすると返ってくる答えといえば、


「太ってきたら、膝痛が出てきたのでやせたい。」

「身体が重いので、仕事や毎日の生活を楽に送れるようになりたい。」

「血液検査の数値があまり良くないので改善したい。」



これらの望みも悪くはないが、少しばかり足りない点がある。

この、足りない点とは、一体なんだろう?



ダイエット成功の鍵は?


私たち人間は、メリットを感じる事でしか行動できない。

そして、この「メリットを感じる行動」を動かすのが、実は『脳』。


これが、『脳の特性』というもの。


「何となく瘦せたいな」程度の感情では、脳がメリットを感じるには少し弱い。

もう少し必死さというか、脳がワクワクするようなメリットが欲しいところ。


先ほども言った通り、「痩せたい」というのは結果論。目標ではない。



『あなたは、どうして瘦せたいですか?』

『あなたがダイエットした未来には、何が待っていますか?』




さあこの機会に、あなたが本当にやせたい理由をもう一度見直してみましょう。



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あなたはまだ、『食べないダイエット』続けますか?



ファスティングに断食、炭水化物抜きダイエットなどのいわゆる「食べない」ダイエット。

現代の飽食の時代、摂り過ぎたものを節制するために、今度は食べない。

こんな事が当たり前になっている今の時代。冷静に考えると、なんともおかしい食生活である。



既に50年以上も続いているダイエットブーム。

新たなダイエット方法が出ては消え、また新たなダイエット方法が出る。



今まで世の中に出回ったダイエットで、一体どの位の人が痩せられたというのだろうか。



炭水化物抜きダイエットで瘦せる人、瘦せない人

即効性が評判の『炭水化物抜きダイエット』。私も過去に試みた経験がある。

炭水化物さえ食べなければ、他の食材は何を食べても良い!と聞いて、「何て簡単なダイエット!!」と思い、即実践してみたのだ。



一食目、問題無く炭水化物を抜いたものの、二食目で我慢出来ず、二食目であっさりギブアップ……。

「なんて、根性がないんだろう」と自分を責めた。


しかし冷静になって考えてみると、今まで好きなように炭水化物を摂取しても、そのせいで太ったと感じた事は無い。

むしろ、食べていても体重が減ったこともあった。

しかし、炭水化物を抜いて、やせる人もいる。



これは、一体どういうことなのだろうか。



食べる事は無駄ではない!

私の友人が、ある時語った事を思い出した。

「私が、最終的に目指しているのは、『不食』という生き方なの。」

つまり、食べ物を摂取しないで生活することである。



私は、驚いた。

何でも、「不食になれば集中力が鋭くなり、疲れにくくなる。食事を作ったり、食べたりする時間が要らなくなる分、時間もたっぷり取れるようになる」とか。

何だかんだと夢のような話だと私ですら一瞬思ってしまった。




しかし、直ぐに疑問を感じた。

「人にとって食べる事は無駄な事?」

言ってしまえば、そんな風に言われているような感覚にもなった。



食べることの意味は生きていくためのエネルギー補給だけではないはずだ。

コミュニケーションの一つとして、和やかな場には、それに相応しい食べ物が必ず有る。



食べない生活は、それほどまでに魅力的な生活なのだろうか。




「美味しい」の裏側には幸せがある。

不食を望む私の友人は、今までに、マクロビオティック、ファスティングなど、あらゆる健康法やダイエット方法を試みてきたと言う。

しかし「どの方法も制限がきつく、日常生活を送りながら続けるのは難しい。

だったらいっそのこと、食べなくて良い『不食』を選んだ方が簡単ではないか」、と言っていた。




多忙な毎日の生活の中、食べるものや食べる事ばかりに時間を費やし、より痩せそうなダイエットを求めて、情報を追いかける。

しかし、どれを試しても結果が出ない。

友人は、世の中の情報にふりまわされて、疲れきっているのである。




しかし私は思う。『美味しさの後ろ側には幸せがある』と。



日本の古代から根付いている稲作農業。米以外の食料はほとんどなく、米を収穫できなかった年には、飢え死にする人が沢山出たという。

その時代に生きる人たちの喜びは、食べられる幸せであったはずだ。

家族との楽しい語らいを楽しみながら、じっくり味わい食べる和やかな食卓。

心が満たされると身体も満たされ、例え少量の食事でも満足できたのではないだろうか。



「美味しい」と感じる感覚は、私たちの生きるために幸せを運んできてくれる。

「食べない」ダイエットを続ける事で、幸福感を感じられる事が減ってしまうとしたら、勿体ないと思いませんか?




美味しさの後ろ側には幸せがある



自分の中の美味しいと感じる「感覚」を養い、一生大切にしていくこと、これこそ、私たちが生きていく糧になっていくと感じている。



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